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運用型広告の主要アップデートまとめ【2026年6月】Google・Meta・LINEヤフー・ChatGPT広告ほか

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この記事の解説動画(約5分)

運用型広告の主要プラットフォームで2026年6月に発表されたアップデートをまとめました。

今月最大の話題は、ChatGPT広告が日本で本格的に始まったことです。6月22日から、Free/Goプランのユーザー向けに広告表示が始まりました。広告主がセルフサーブで直接出稿できる管理画面も、日本向けに開放されています。

Google広告では、ディスプレイ広告のデマンドジェネレーションへの一本化が進みました。既存アカウントの移行判断が求められる月になっています。

Meta広告は企業提供データの活用範囲拡大とプライバシー設定の統合を発表しました。LINEヤフー広告はレスポンシブ検索広告のアセット単位計測強化や、友だち追加広告のPC対応など運用に直結する変更が相次ぎました。X広告・TikTok広告・Microsoft広告・Pinterest広告・Amazon広告でも、それぞれ計測や自動化、商品情報管理に関わる更新がありました。

※本記事は各プラットフォームの公式発表に基づきますが、すべてのアカウントや地域に同時に反映されるとは限りません。最新の適用状況は各媒体の管理画面や公式ヘルプでご確認ください。

2026年6月のアップデート早見表

媒体アップデート影響度適用時期
Google広告GDNのデマンドジェネレーションへの統合・移行ツール公開2026年6月〜順次
Google広告コンバージョンベースの顧客リスト自動有効化2026年8月18日〜(オプトアウト可)
Google広告レポートデータの37カ月保持制限2026年6月1日適用済み
Google広告同意モードのデータ制御一元化2026年6月15日適用済み
Google広告入札ターゲット最適化(tCPA/tROAS)の更新2026年7月6日〜開始(8月17日に挙動変更)
Google広告Smart Bidding Exploration拡張・プロモーションモード追加ベータ
Google広告DSAからAI Maxへの自動移行を2027年2月に延期・新規作成再開発表済み(自動移行は2027年2月)
Google広告デマンドジェネレーションのビュースルーコンバージョン(VTC)最適化を課金CPMに変更2026年7月15日〜
Google広告Google Ads API v21廃止2026年8月5日
Google広告Google Ads APIの複数者承認必須化2026年7月27日
Google広告スマートアシストキャンペーンのAPI新規作成終了2026年8月3日
LINEヤフー広告レスポンシブ検索広告にアセット単位指標追加、「掲載評価」終了2026年6月2日実施済み
LINEヤフー広告LINE広告(旧体系)の新規アカウント作成終了2026年6月29日まで
LINEヤフー広告友だち追加広告のPC掲載面配信開始2026年6月9日提供開始済み
LINEヤフー広告検索連動型ショッピング広告の強化スマホ提供済み・PC/自動入札は夏〜秋予定
LINEヤフー広告Creative LabにAI画像生成・編集機能を追加2026年6月8日提供開始済み
LINEヤフー広告パフォーマンスデータ取得可能期間を最長37カ月に変更2026年7月下旬予定
LINEヤフー広告動画視聴経由コンバージョン最適化の申請受付終了2026年6月30日終了
LINEヤフー広告RSAの審査状況・配信状況の表示改善2026年10月ごろ予定
Meta広告企業提供データのFeed・AI応答への活用拡大、設定統合2026年7月〜適用予定
Meta広告リード獲得広告インスタントフォームに予約機能を統合2026年6月24日提供開始済み(Facebook広告のみ)
Meta広告Instagram Reels「Post-view ads」を全広告主に開放2026年6月8日〜順次
Meta広告生成AI広告の透明性表示を第三者ツール検知にも拡大順次(地域差あり)
X広告Ads Managerに新機能3種(GTM連携・CAPI一元管理・診断)提供開始済み(2026年6月)
TikTok広告エージェンティックAI「Symphony Agent」を発表発表済み(提供時期未定)
TikTok広告Smart+ 2.0拡大・Pangle自動配置の一般提供2026年6月10日〜新規適用、6月30日全広告主へ
Microsoft広告Activate 2026の主要発表まとめ順次提供
Pinterest広告Cannes LionsでAI広告スイートを発表Business Assistant: 米国ベータ/Performance+新モデル: 提供済み
Amazon広告商品タイトル75文字制限・Item Highlights新設2026年7月27日適用開始
Amazon広告エージェンティックショッピング時代に向けた広告戦略指針を公開発表済み(情報公開)
ChatGPT広告日本でChatGPT広告が開始、セルフサーブ出稿にも対応提供開始済み(2026年6月22日〜)
共通Pinterest・Microsoftが公式広告MCPサーバーを提供開始アルファ/オープンパイロット
SmartNews広告Marketing API v2提供終了・v3移行必須2026年6月30日終了

今月の最重要トピック4件を時系列で整理します。

6月9日Meta広告企業提供データの活用拡大・設定統合7月適用予定6月10日Amazon広告商品タイトル75文字制限を発表7/27適用開始6月中Google広告GDNをデマンドジェネレーションに統合移行ツール順次公開6月22日ChatGPT広告日本で広告表示が開始Free/Goプラン対象今月のポイント対話型AI広告の始動と、プラットフォーム統合・データ活用ルールの変更が同時に進んだ1カ月

Google広告

2026年6月のGoogle広告は、キャンペーン構造とデータポリシーの両面で大きな変更が続きました。ディスプレイ広告の一本化、データ保持期間の短縮、オーディエンス活用の自動化など、放置すると影響が出る変更が目立ちます。

内容適用時期
GDNのデマンドジェネレーションへの統合・移行ツール公開2026年6月〜順次
コンバージョンベースの顧客リスト自動有効化2026年8月18日〜(オプトアウト可)
レポートデータの37カ月保持制限2026年6月1日適用済み
DSAからAI Maxへの自動移行延期・新規作成再開2027年2月(延期後)
このほかの変更(同意モード・入札ターゲット最適化ほか)各項目参照

GDNのデマンドジェネレーションへの統合、移行ツールが段階公開

Googleは、GDN(ディスプレイキャンペーン)をデマンドジェネレーションキャンペーンへ段階的に統合すると発表しました。2026年6月から、既存のディスプレイキャンペーンを変換する移行ツールが管理画面に順次公開されています。

統合後は、YouTube・Discover・Gmailに加えてGDNの配信面も含めた運用が1つのキャンペーンタイプで完結します。類似オーディエンス(Lookalike)など、デマンドジェネレーション独自の機能も利用可能になります。

移行ツールを使うと、過去42日分のパフォーマンス履歴を引き継いだうえで移行できます。 手動で新規キャンペーンを作り直す場合は履歴が引き継がれず、学習期間が長くなる点に注意してください。2027年中には残存するディスプレイキャンペーンが自動的に変換される予定のため、計画的な移行をおすすめします。

関連記事: GDNがデマンドジェネレーションキャンペーンに統合へ|移行ツール・変更点・準備の全体像

参考: Google広告ヘルプ - ディスプレイ広告のデマンドジェネレーションへの統合

コンバージョンベースの顧客リストが自動有効化へ

拡張コンバージョンとカスタマーマッチを併用しているアカウントで、コンバージョンデータを活用した顧客リストが自動的に有効化されます。設定の有効化は2026年6月17日から順次始まっており、リストの自動構築(データ処理)は8月18日に開始される予定です。

対象は、拡張コンバージョンで収集したファーストパーティデータをもとに、カスタマーマッチ形式のオーディエンスリストを自動生成する仕組みです。リストは自動生成されるだけで、キャンペーンへの紐付けは手動判断に委ねられます。

プライバシー要件が厳しい業種では、8月18日より前にデータの二次利用について社内確認を済ませておくことをおすすめします。 オプトアウトする場合も、期日より前にアカウント設定から無効化する必要があります。

関連記事: Google広告、コンバージョンベースの顧客リストを自動有効化へ。8月18日までにオプトアウト可能

参考: Google Ads automatically enrols advertisers in conversion-based customer lists - Search Engine Land

レポートデータの保持期間が37カ月に制限

2026年6月1日から、時間・日・週単位の粒度データは過去37カ月分までしか参照できなくなりました。月次・四半期・年次の集計データは、従来どおり11年間保持されます。

この変更は、API・スクリプト・BigQuery Data Transfer Service経由でのデータ取得にも影響します。長期の詳細分析を行っている場合、37カ月より前の粒度データは今後取得できません。

長期トレンド分析が必要な場合は、37カ月を超えるデータを早めにエクスポートして自社で保管する体制を整えてください。 月次以上の集計値で足りる分析であれば、影響はありません。

参考: New data retention policy for Google Ads reporting - Google Ads Developer Blog

DSAからAI Maxへの自動移行が2027年2月に延期

動的検索広告(DSA)からAI Max for Searchへの自動移行時期が、2026年9月から2027年2月に延期されました。あわせて、一時停止されていたDSAの新規キャンペーン作成も再開しています。

任意移行期間が約5カ月延長されたことで、テストと検証に使える時間が増えました。DSAのパフォーマンスを維持しながら、AI Maxへの移行を段階的に進められます。

延期期間を使って、DSAとAI Maxのパフォーマンスを比較検証しておくことをおすすめします。 ブランド除外設定やURL制限など、AI Max側の新しい制御機能もあわせて確認しておきましょう。

関連記事: DSA→AI Max自動移行が2027年2月に延期|任意移行期間の使い方と準備すべきこと

参考: Upgrade Dynamic Search Ads to AI Max for Search campaigns - Google公式

このほかの変更

上記のほかにも、計測と入札に関わる変更が複数あります。要点を整理します。

  • 同意モードのデータ制御一元化: 2026年6月15日から、GA4からGoogle広告へ流れる広告データは、同意モードのad_storageパラメータが唯一の制御元になりました。同意管理を自社実装している場合は、設定の反映状況を確認しておきましょう
  • 入札ターゲット最適化(tCPA/tROAS)の更新: 2026年7月6日から順次適用が始まり、8月17日に挙動が自動で変わります。影響を受けるキャンペーンの確認方法と対応の選択肢は個別記事で解説しています
  • Smart Bidding Explorationの拡張と「プロモーションモード」追加: セールや季節イベントの需要変動に入札を対応させる機能が、ベータ版として提供中です。仕組みと設定方法は個別記事で解説しています

LINEヤフー広告

2026年6月のLINEヤフー広告は、レポート機能の強化と配信面の拡大が目立った月です。一方で、旧LINE広告の新規受付終了など、統合に伴う変更も進んでいます。

内容適用時期
レスポンシブ検索広告にアセット単位指標を追加、「掲載評価」終了2026年6月2日実施済み
LINE広告(旧体系)の新規アカウント作成終了2026年6月29日まで
友だち追加広告のPC掲載面配信開始2026年6月9日提供開始済み
検索連動型ショッピング広告の強化スマホ提供済み・PC/自動入札は夏〜秋予定

レスポンシブ検索広告にアセット単位の指標が追加、「掲載評価」は終了

レスポンシブ検索広告で、見出しや説明文などアセット単位のクリック数・CTR・コンバージョン数・CVRが確認できるようになりました。2026年6月2日に実施され、従来の「掲載評価」表示は終了しています。

さかのぼって2025年6月5日以降のデータを取得できる点も特徴です。どのアセットがコンバージョンに貢献しているか、定量的に把握できるようになりました。

アセットレポートを確認し、パフォーマンスの低いアセットを差し替えることをおすすめします。 これまで「掲載評価」の3段階評価に頼っていた運用は、今後は実数値での判断に切り替える必要があります。

参考: レスポンシブ検索広告アセット単位の成果指標追加について - LINEヤフー for Business

LINE広告(旧体系)の新規アカウント作成が終了

プラットフォーム統合に伴い、2026年6月29日をもって、従来のLINE広告における新規アカウント作成が終了しました。今後、新規でLINE面に出稿する場合は「LINEヤフー広告 ディスプレイ広告」を利用します。

既存のLINE広告アカウントは当面利用できますが、2026年10月下旬ごろに配信停止、2027年3月末に提供終了が予定されています。段階的な移行が前提になっている点は押さえておく必要があります。

新規でLINE面への出稿を検討している場合は、LINEヤフー広告 ディスプレイ広告でのアカウント開設を進めてください。 既存アカウントの運用者も、今後の移行スケジュールを確認しておきましょう。

参考: 【LINE広告】新規アカウント作成終了日について - LINEヤフー for Business

友だち追加広告がPC掲載面に対応

LINE公式アカウントの友だちを増やす「友だち追加広告」が、2026年6月9日からPC掲載面にも配信されるようになりました。従来はスマートフォン限定でした。

Yahoo! JAPANの主要サービス9面でPC配信に対応し、リーチが拡大しています。PC経由で友だち追加が行われた場合、スマートフォンのLINEアプリへ通知が届くクロスデバイス連携にも対応しました。

BtoBや年齢層が高めのターゲット層など、PC利用率が高い施策では配信面の拡大を検討する価値があります。 既存のスマートフォン向けクリエイティブがPC画面でも視認しやすいか、あわせて確認しておきましょう。

関連記事: LINE広告の友だち追加広告がPC掲載面に対応。BtoB・年齢層高めの施策に追い風

参考: 「友だち追加広告」のPC掲載面配信開始と配信面拡大について - LINEヤフー for Business

検索連動型ショッピング広告が強化

検索連動型ショッピング広告(SSA)で、最上部掲載ロジックの最適化が進んでいます。購入意図の高いキーワードで、検索結果の最上部に表示されやすくなりました。

スマートフォン版は2026年6月9日に実施済みで、PC版は2026年夏ごろの予定です。あわせて、コンバージョン価値の最大化(目標値あり/なし)とクリック数の最大化という3種の自動入札戦略が、2026年秋ごろに追加される予定です。

自動入札の追加に備えて、コンバージョン測定タグの事前設置を済ませておく必要があります。 タグが未設置の場合、秋の提供開始時にすぐ活用できません。

参考: 検索連動型ショッピング広告の最上部掲載ロジック最適化について - LINEヤフー for Business自動入札戦略の追加予定について - LINEヤフー for Business

Meta広告

2026年6月のMeta広告は、データ活用の範囲拡大と広告フォーマットの拡張が中心でした。プライバシー設定の変更は、広告主のポリシー説明にも影響します。

内容適用時期
企業提供データのFeed・AI応答への活用拡大、設定統合2026年7月〜適用予定
リード獲得広告インスタントフォームに予約機能を統合2026年6月24日提供開始済み(Facebook広告のみ)
Instagram Reels「Post-view ads」を全広告主に開放2026年6月8日〜順次

企業提供データの活用範囲拡大、プライバシー設定を統合

Metaは、広告主から共有されたユーザーのオフサイト行動データを、広告のパーソナライズだけでなくFeedやMeta AIの応答にも活用すると発表しました。2026年6月9日の発表で、2026年7月から複数の国で適用が始まる予定です。

これに伴い、ユーザー向けの設定も変わります。従来の「Your activity off Meta technologies」は廃止され、「Activity from other businesses」に統合されます。新たなデータ収集を伴うものではなく、既存データの活用範囲が広がる変更です。

広告主は、自社のプライバシーポリシーがこの変更を正しく説明できているか確認しておく必要があります。 ユーザーからの問い合わせに備え、データ利用範囲の変更点を把握しておきましょう。

参考: Better personalization and changes to controls for your activity from other businesses - Meta for Business

リード獲得広告のインスタントフォームに予約機能を統合

リード獲得広告のインスタントフォームに、埋め込み型の予約機能が追加されました。2026年6月24日から提供が始まっており、現時点ではFacebook広告のみが対象です。

ユーザーはフォーム送信後のサンキューページで、アプリを離れることなく予約を完了できます。連絡先情報はフォームから自動的に引き継がれるため、再入力の手間がありません。

サービス業やイベント予約を扱う広告主は、リードの質と予約率の向上が見込めるため導入を検討する価値があります。 予約連携パートナーの対応状況もあわせて確認しておきましょう。

参考: Meta launches embedded appointment booking - Yahoo Finance

Instagram Reelsの新広告枠「Post-view ads」を全広告主に開放

60秒を超えるオーガニックReelsの再生後に表示する新広告枠「Post-view ads」が、2026年6月8日から全広告主向けに展開されています。

広告は5秒間のカウントダウンのあとに始まり、ユーザーはスキップも可能です。オーガニックコンテンツの視聴体験を保ちながら、新しい広告接点を確保できる仕組みになっています。

動画クリエイティブを配信している場合、この新しい配信面での成果を他の配置と比較しておくとよいでしょう。 60秒超のオーガニックReelsが再生されるタイミングに依存するため、配信ボリュームはコンテンツ次第で変動します。

参考: Instagram expands Reels post-view ads to all advertisers - Social Media Today

X広告

2026年6月のX広告は、計測周りの機能強化が中心でした。

Ads Managerに新機能3種、GTM連携やCAPI管理が向上

X広告のAds Managerに、Google Tag Manager(GTM)経由でのノーコードなピクセル・コンバージョンAPI(CAPI)設定、CAPIリソースの一元管理、イベント健全性のリアルタイム診断という3つの新機能が追加されました。2026年6月中に順次提供されています。

従来、ピクセルやCAPIの設定にはコードを直接編集する必要がありました。GTM連携により、開発リソースを介さずに計測タグを設置できるようになります。

計測データの欠損や重複が疑われる場合は、新しいイベント健全性ダッシュボードで確認することをおすすめします。 CAPIリソースを複数アカウントで運用している場合は、一元管理ツールで設定の重複がないか見直しておきましょう。

対応チェックリスト:

  • GTMアカウントとX広告アカウントの連携設定を確認する
  • 既存のピクセル・CAPI設定と重複がないか確認する
  • イベント健全性ダッシュボードで直近のデータ欠損有無を確認する

関連記事: X広告がGoogle Tag Manager連携に対応。ピクセル・コンバージョンAPIの設定がコード不要に

参考: X adds Google Tag Manager integration - Social Media Today

TikTok広告

2026年6月のTikTok広告は、Cannes LionsでのAI発表と自動化機能の拡大が目立ちました。

内容適用時期
エージェンティックAI「Symphony Agent」発表発表済み(提供時期未定)
Smart+ 2.0拡大・Pangle自動配置が一般提供2026年6月10日〜新規適用、6月30日全広告主へ

エージェンティックAI「Symphony Agent」を発表

TikTokは、2026年6月22日のCannes Lionsで、エージェンティックAI「Symphony Agent」を発表しました。広告主の目標と高パフォーマンスなコンテンツ・トレンドの知見を組み合わせ、TikTokファーストのキャンペーン制作を支援する機能です。

動画制作の支援に加えて、クリエイター発掘やマッチングにも対応する構想が示されています。ただし、提供時期は明らかにされていません。

筆者の見解ですが、TikTok広告の運用でクリエイティブ制作が課題になっている場合は、今後の提供開始に向けて情報収集を続けておくとよいでしょう。

参考: TikTok at Cannes Lions 2026 - TikTok Newsroom

Smart+ 2.0の提供拡大とPangle自動配置の一般提供

Smart+およびSmart+ 2.0キャンペーンの自動配置機能で、Pangleネットワークへの配信が一般提供されました。2026年6月10日以降に作成される新規キャンペーンから自動的に反映されています。

トラフィックキャンペーン向けのSmart+ 2.0も段階的に提供が拡大しており、2026年6月30日には全広告主への一般提供が予定されています。予算・ターゲティング・掲載面・カタログの自動化が進み、キャンペーン構築の柔軟性が高まりました。

Pangleへの配信を望まない場合は、除外の申請が可能です。 既存キャンペーンには自動適用されないため、必要に応じて新規キャンペーン作成時に配信面を確認しておきましょう。

関連記事: TikTok Smart+がモジュール制御に対応|TikTok World 2026の広告アップデート

参考: Major Ad Tool Announcements from TikTok World 2026 - Social Media Today

Microsoft広告

2026年6月のMicrosoft広告は、年次イベント「Activate 2026」の発表内容が中心です。

Activate 2026の主要発表まとめ

Microsoft広告の年次イベント「Activate 2026」の主要発表が、2026年6月19日にまとめて公開されました。運用実務に関わる主な発表は次の5点です。

  • カスタム列でのコンバージョン指標拡張
  • Performance MaxのSearch Term Insights強化
  • クロスアカウントのポートフォリオ入札
  • Copilotによる根本原因分析
  • ブランド管理機能つきAI生成クリエイティブ

これらはAIによる効率化と、広告主による詳細な分析・最適化の両立を意図した発表です。とくにポートフォリオ入札やCopilotの分析機能は、複数アカウントを管理する運用者にとって確認する価値があります。

カスタム列の拡張やSearch Term Insightsは、既存のレポート運用にすぐ組み込めるため優先的に確認することをおすすめします。 ポートフォリオ入札やCopilot分析は、提供状況を管理画面で確認してから順次試すとよいでしょう。

対応チェックリスト:

  • カスタム列に新しいコンバージョン指標を追加する
  • Performance MaxのSearch Term Insightsで検索語句の傾向を確認する
  • クロスアカウントのポートフォリオ入札が利用可能か確認する

関連記事: Microsoft広告がAI Maxをパイロット開始|Activate 2026の注目アップデートまとめ

参考: Microsoft Advertising Activate 2026: Key Takeaways from the Event

Pinterest広告

2026年6月のPinterest広告は、Cannes LionsでのAI関連発表が中心でした。

Cannes LionsでAI広告スイートを発表

Pinterestは、2026年6月17日のCannes Lionsで、複数のAI関連機能を発表しました。会話型AIアシスタント「Business Assistant」、Performance+の新しいクリエイティブAIモデル、会話型ショッピング実験アプリ「Ask Pinterest」の3つです。

Business Assistantは現時点で米国の一部広告主向けクローズドベータとして提供されています。Performance+の新クリエイティブAIモデルはすでに提供されており、クリック数を7.5%押し上げたという結果が公表されています。Ask Pinterestは実験段階にとどまります。

機能内容提供状況
Business Assistant広告主向けの会話型AIアシスタント米国の一部広告主向けクローズドベータ
Performance+ 新クリエイティブAIモデルクリエイティブ生成AIモデルの刷新提供済み(クリック数+7.5%)
Ask Pinterest会話型ショッピング体験の実験アプリ実験段階

筆者の見解ですが、提供段階がベータや実験にとどまる機能も多いため、正式な一般提供の発表を待ってから導入を検討するのが安全です。Performance+の新モデルはすでに提供されているため、既存の配信で効果を確認してみる価値はあります。

参考: Pinterest at Cannes 2026 - Pinterest Newsroom

Amazon広告

2026年6月のAmazon広告は、商品情報の管理方法に関わる大きな変更が発表されました。

商品タイトルを75文字に制限、新フィールド「Item Highlights」を導入

Amazonは、メディア以外の全カテゴリーで商品タイトルを75文字以内に制限すると発表しました。2026年6月10日の発表で、適用は2026年7月27日からです。

補完用として、125文字までの新フィールド「Item Highlights」が新設されます。75文字を超える既存タイトルは、AIが自動生成した候補への置き換えが順次進められる見込みで、置き換え後14日間はレビューが可能です。

変更前(Before)商品タイトル(文字数制限なし)文字数の上限なし(カテゴリー横断で長文化)変更後(After・7/27〜)商品タイトル:75文字以内Item Highlights(新設):125文字以内補足情報として新設7月27日以降、未対応タイトルはAIが自動生成した候補に置き換え置き換え後14日間はレビュー・修正が可能

7月27日の適用開始前に、対象カテゴリーの商品タイトルを75文字以内に収める見直しを済ませておくことをおすすめします。 AIによる自動置き換えに任せると、ブランドの意図と異なる表現になるリスクがあります。Sponsored Productsを運用している場合は、タイトル変更が検索連動性やクリック率に与える影響もあわせて確認しておきましょう。

参考: Amazon to use AI to enforce new product title limits - EcommerceBytes

ChatGPT広告

2026年6月最大のトピックは、ChatGPT広告が日本で本格的に始まったことです。対話型AIという新しい広告面が、国内の広告主にも現実的な選択肢になりました。

日本でChatGPT広告が開始、セルフサーブでの直接出稿も可能に

2026年6月22日から、日本国内のChatGPT(Free/Goプラン、18歳以上)で広告表示が始まりました。広告主側の出稿手段も段階的に開放されています。6月下旬からは、日本の広告主もads.openai.comでアカウントを開設し、セルフサーブのAds Manager(ベータ版)で配信設定まで進められるようになりました。

広告はAIの回答直下に、Sponsoredラベル付きで表示されます。構成は会社ロゴ、見出し(最大50文字)、説明文(最大100文字)、画像です。

代理店経由の支援体制も整っています。電通デジタル・Hakuhodo DY ONE・サイバーエージェントの3社が6月18日、OpenAIの国内ローンチパートナーとして、パイロット運用と販売支援を開始すると発表しました。

さらに6月22日には、Criteo経由でも日本の広告主が出稿できるようになりました。「Prompt Smart Ads」機能により、ユーザーのクエリ文脈に応じた広告クリエイティブと商品説明文を自動生成します。中小規模の広告主向けにはCriteo GO経由でも提供されています。

つまり出稿経路は、セルフサーブの直接出稿・国内パートナー経由・Criteo経由の3系統が整った形です。

広告表示イメージ(模式図)AIの回答(テキスト)Sponsoredロゴ見出し(最大50文字)会社ロゴ+広告見出し説明文(最大100文字)画像出稿経路(3系統)セルフサーブ(直接出稿)・ads.openai.comでアカウント開設・Ads Manager(ベータ版)で配信設定6月下旬から日本の広告主に順次開放OpenAI国内パートナー経由・電通デジタル ・Hakuhodo DY ONE・サイバーエージェントパイロット運用・販売支援を担当Criteo経由・Prompt Smart Ads(文脈に応じ自動生成)・Criteo GO(中小規模の広告主向け)2026年6月22日〜 日本のChatGPT(Free/Goプラン)で表示開始

筆者の見解ですが、対話型AIの広告面はまだ実績データが少なく、まずは小規模なテスト予算での検証から始めるのが安全です。 クリエイティブは会話の文脈になじむ表現が求められるため、通常の検索広告文とは異なる書き方の検討が必要になります。

参考: ChatGPTでの広告 - OpenAIヘルプセンターOpenAIの国内ローンチパートナーとしてChatGPT広告のパイロット運用を開始 - 電通デジタルAn update on Criteo’s integration with OpenAI - Criteo

今後のスケジュール

時期媒体予定
2026年7月〜Meta広告企業提供データの利用範囲拡大と設定統合の適用開始
2026年7月6日Google広告入札ターゲット最適化(tCPA/tROAS)の更新開始(8月17日に挙動変更)
2026年7月15日Google広告デマンドジェネレーションのVTC最適化を課金CPMに変更
2026年7月27日Amazon広告商品タイトル75文字制限の適用開始
2026年7月27日Google広告Google Ads APIの複数者承認必須化
2026年8月3日Google広告スマートアシストキャンペーンのAPI新規作成終了
2026年8月5日Google広告Google Ads API v21廃止
2026年8月18日Google広告コンバージョンベースの顧客リストの自動有効化(オプトアウト期限)
2026年秋LINEヤフー広告検索連動型ショッピング広告に自動入札3種を追加
2026年10月ごろLINEヤフー広告RSAの審査状況・配信状況表示の改善
2027年2月Google広告DSAからAI Maxへの自動移行開始

まとめ

2026年6月最大のトピックは、ChatGPT広告の日本開始です。セルフサーブの直接出稿を含む3つの出稿経路が短期間で整い、対話型AIという新しい広告面が現実的な選択肢になりました。

Google広告では、GDNのデマンドジェネレーションへの統合が進み、既存アカウントの移行判断が求められています。あわせて、コンバージョンベースの顧客リスト自動有効化やレポートデータの保持期間短縮など、データ・オーディエンス周りの変更が相次ぎました。

Meta広告の企業提供データ活用拡大は、2026年7月から適用が始まる予定です。プライバシーポリシーの説明が実態と合っているか、7月の適用開始前に確認しておきましょう。

来月は、8月17日のGoogle広告における入札ターゲット最適化の挙動変更、8月18日のコンバージョンベースの顧客リスト自動有効化など、対応期限が重なる時期になります。早めのスケジュール確認をおすすめします。

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