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Yahoo!広告がAIエージェント「Agent i」へのテスト配信を開始。課金対象になる面と除外設定の方法

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生成AIの回答面への広告掲載は、GoogleのAI OverviewsやMicrosoft Copilotなど米国先行の動きが続いていました。その流れが、日本の大規模サービスにも届きました。LINEヤフーのAIエージェント「Agent i」の回答エリアで、Yahoo!広告のテスト配信が始まっています。

LINEヤフー広告 APIの公式アナウンス(2026年7月24日付)によると、ディスプレイ広告(運用型)のテスト配信は2026年7月23日にすでに実施されており、配信された広告は課金対象です。「知らないうちにAI面へ配信され、課金されている」可能性がある点が、運用者にとっての最重要ポイントです。ただし筆者が実機で確認した範囲では、広告の表示はまだ限定的とみられます(後述)。

Agent iとは

Agent iは、LINEヤフーが2026年4月に提供を開始したAIエージェントの統合ブランドです。LINEの「LINE AI」とYahoo! JAPANの「AIアシスタント」を統合したもので、LINEとYahoo! JAPANの両方から呼び出せます。ユーザーの相談に対して、同社のサービス群と連携しながら回答や提案を返す設計です。

今回のテスト配信は、このAgent iの回答エリアが広告の掲載面になったことを意味します。公式アナウンスでは「ユーザーの質問と生成AIの回答を考慮して、システムが広告掲載を判定」すると説明されています。検索連動型のキーワードマッチングではなく、対話の文脈に応じた掲載判定である点が特徴です。

発表内容の整理

項目ディスプレイ広告(運用型)検索広告(ショッピング)
対象面Agent i 回答エリアAgent i 回答エリア
状況テスト配信を実施済みテスト配信の課金対象化を予告
適用時期2026年7月23日2026年8月末予定(変更の可能性あり)
課金課金対象適用後は課金対象

ディスプレイ広告はすでに配信と課金が始まっています。ショッピング広告(検索広告のショッピング枠)は、8月末からテスト配信が課金対象になる予定と告知されています。

実機で確認できたこと(7月24日時点)

告知の翌日にあたる2026年7月24日、筆者がAgent iを実際に操作して掲載面を確認しました。以下はその時点での一次確認です。

Agent iのトップ画面。「あなたの疑問や悩みをAIが解決します。」の見出しの下に入力欄があり、天気コーデ・画像生成・ファイナンス・おでかけ・お買い物・天気・エンタメ・人間関係・占いなどの用途別エージェントがアイコンで並ぶ

Agent iは用途別のエージェント(お買い物・天気・ファイナンスなど)を選んで相談する構成です。今回は広告掲載と関わりの深い「お買い物」エージェントで、商品の相談を試しました。

お買い物エージェントに「部屋の広さに合う扇風機を探す」と相談した回答画面。「3つの選び方ごとに代表的な商品をご紹介します」の下に商品情報の注意事項と「広告」の表記があり、設置タイプ別にTEKNOSやIRIS OHYAMAなどの扇風機の商品カルーセルが表示されている

「部屋の広さに合う扇風機を探す」と相談したところ、回答内に商品カルーセルが表示されました。モジュール右上には「広告」の表記があります。ただし表示された商品はYahoo!ショッピングの無料の商品リスティングに相当するとみられ、筆者が試した範囲では、運用型広告(課金対象の広告枠)の配信は確認できませんでした。

公式アナウンスのとおり掲載は「質問と回答を考慮してシステムが判定」する仕組みのため、常に広告が表示されるわけではないと考えられます。テスト配信という位置づけも踏まえると、現時点の表示は限定的で、今後の拡大を前提に見ておくのが妥当です(この節は筆者の実機確認にもとづく時点情報です)。

レポートでの見え方と除外設定

運用面で押さえておくべき仕様は2つです。

確認ポイント仕様
パフォーマンスレポートの配信先URL「search.yahoo.co.jp」と表示される
配信を停止したい場合プレイスメントターゲティングで「search.yahoo.co.jp/chat」を除外指定

注意したいのは、レポート上の配信先URLが「search.yahoo.co.jp」と表示される点です。通常のYahoo!検索面と同じ表記になるため、Agent i面の実績だけを切り出して評価するのは、現状のレポートでは難しいと考えられます。AI面の影響を厳密に把握したい場合は、除外設定の適用前後で数値を比較するといった工夫が必要になりそうです(この段落は筆者の見解を含みます)。

一方、配信を止める手段は明確です。ブランドコントロールの観点でAI回答面への掲載を避けたい場合は、プレイスメントターゲティングで「search.yahoo.co.jp/chat」を除外します。

運用者が今やるべきこと

  • ディスプレイ広告(運用型)を配信中のアカウントは、7月23日以降の配信先レポートを確認する
  • AI回答面への掲載可否を、広告主のブランド方針と照らして判断する
  • 掲載を避ける場合は「search.yahoo.co.jp/chat」のプレイスメント除外を設定する
  • ショッピング広告の配信主は、8月末の課金対象化を予定に入れておく

生成AI面への広告掲載が日本の主要サービスで動き出したことは、単発の仕様変更以上の意味を持ちます。AI検索・AIエージェント面の広告の全体像は生成AI検索時代の広告ガイドで整理しています。Yahoo!のディスプレイ広告・ショッピング広告の基本はYDAの運用ガイドショッピング広告ガイドをご覧ください。

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