この記事でわかること
WordStreamの米国広告調査を2025年版と2026年版で比較。Facebook広告のクリック単価低下と、Google広告を含む検索広告のリード獲得単価改善を、調査条件とともに解説します。
生成AIによる要約
2026年版の広告ベンチマーク調査では、Facebook広告のクリック単価が前年版から低下しました。一方、検索広告はクリック単価が上がり、リード獲得単価は下がっています。クリック単価だけでは、獲得効率の変化を捉えきれない結果です。
WordStream by LocaliQは2026年9月14日、Facebook広告の年次調査を公開しました。先に公開された検索広告調査と合わせ、2025年版と2026年版の公表値を比較します。検索広告の調査対象には、Google広告とMicrosoft広告が含まれます。
比較するのは、米国のキャンペーンを対象とした各年版の中央値です。同じ広告主を継続して追跡した結果とは限らず、日本市場の前年比を示すものでもありません。
Facebookのトラフィック広告はクリック単価が14.29%低下
サイトへの流入を目的とするFacebook広告では、クリック率が上がり、クリック単価が下がりました。CPC(クリック単価)は0.70米ドルから0.60米ドルへ低下しています。
| 指標 | 2025年版 | 2026年版 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| CTR(クリック率) | 1.71% | 1.93% | 12.87%上昇 |
| CPC(クリック単価) | 0.70米ドル | 0.60米ドル | 14.29%低下 |
出典:WordStreamのFacebook広告調査2025年版、2026年版。前年比は原典の記載です。CTRの差は0.22ポイントです。
ただし、トラフィック目的の数値から、購入やお問い合わせの獲得効率までは判断できません。クリック後の成果に近い指標を見ると、変化の幅が異なります。
Facebookのリード獲得単価は0.98%低下にとどまる
リード目的でも、CPCは6.25%低下しました。一方、CPL(リード1件あたりの獲得単価)は27.66米ドルから27.39米ドルへと、ほぼ横ばいです。
| 指標 | 2025年版 | 2026年版 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| CTR | 2.59% | 2.70% | 4.25%上昇 |
| CPC | 1.92米ドル | 1.80米ドル | 6.25%低下 |
| CPL | 27.66米ドル | 27.39米ドル | 0.98%低下 |
出典:WordStreamのFacebook広告調査2026年版。前年比は原典の記載です。
「Facebook広告の単価が下がった」とまとめると、この差が見えにくくなります。クリック単価の低下に比べ、リード獲得単価の変化は小さく、指標を分けて読む必要があります。
検索広告はクリック単価が3.04%上昇、リード獲得単価が4.88%低下
Google広告とMicrosoft広告を含む検索広告調査では、CPCが5.42米ドルに上昇しました。それでもCPLは前年版を下回り、66.69米ドルとなっています。CVR(コンバージョン率)も上昇しました。
| 指標 | 2025年版 | 2026年版 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| CTR | 6.66% | 6.64% | 0.30%低下 |
| CPC | 5.26米ドル | 5.42米ドル | 3.04%上昇 |
| CVR | 7.52% | 8.18% | 8.78%上昇 |
| CPL | 70.11米ドル | 66.69米ドル | 4.88%低下 |
出典:WordStreamの検索広告調査2026年版、年次ベンチマーク一覧。前年比は掲載値から計算し、小数第2位に丸めています。CTRの差は0.02ポイント低下、CVRの差は0.66ポイント上昇です。
この集計では、CPCの上昇とCPLの低下が併存しています。ただし、各指標は個別の中央値です。表のCPCをCVRで割っても、CPLを再現することはできません。
比較するのは暦年の実績ではなく、各年版の調査データ
調査名の年と、集計した実績の期間は一致しません。2026年版の検索広告調査は、2025年4月から2026年3月の13,474件が対象です。Facebookのトラフィック調査は、2025年4月から2026年6月の1,377件を集計しています。
Facebookのトラフィック調査では、前年版と対象期間が3か月重なっています。標本数も年版ごとに変わるため、変化のすべてを広告運用の改善や媒体機能の効果とは判断できません。出典:Facebook調査、検索広告調査
Facebookのリード調査には、原典の記載上の問題もあります。調査終了日に未来の日付があり、CVRの前年比も本文内で一致していません。2026年9月18日時点では確認できないため、本記事では終了日を補正せず、CVRの前年比較も掲載していません。
自社の前年実績では獲得単価と成果の質まで確認する
運用上の示唆は、CPCの変化だけで予算を増減しないことです。自社でCPCが上がった月も下がった月も、獲得件数、CVR、獲得単価を並べて確認します。リード獲得であれば、その先の有効率や成約率も判断材料になります。
自社の前年同期間と比較する際は、配信目的と成果の定義をそろえます。業種別の参考値や予算設計は、Google広告の費用ガイドとMeta広告の費用ガイドを参照してください。
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参照元
ryottaman
広告代理店で17年、現在は事業会社でインハウスマーケティングを担当しています。
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