デジタル音声広告とは
デジタル音声広告は、ネットラジオや音楽・ポッドキャスト配信で流れる音声の広告です。音楽の合間や番組の途中に挿入されます。画面を見ていなくても届く点が、他の広告との大きな違いです。
家事や移動、何かをしながらの時間など、ながら聴取の場面で接触されます。スキップできない枠が多く、最後まで聞かれやすい傾向があります。音声ならではのブランド接点として、認知や想起の向上に向いています。
全体像はCTV・デジタル音声・DOOH入門で整理しています。あわせてご覧ください。
主要媒体と特徴
日本でデジタル音声広告に配信できる主な媒体を整理します。
| 媒体 | 運用型対応 | 特徴の例 |
|---|---|---|
| radikoオーディオアド | DSP経由の運用型に対応 | 民放99局。スキップ不可で最大60秒 |
| Spotify | 広告マネージャーで運用型 | 最長30秒。オーディエンスネットワークを展開 |
radikoオーディオアドは、民放99局のネットラジオに配信できる音声広告です。純広告は最低50万円からとされ、運用型は最低出稿額がないと案内されています。スキップ不可で、最大60秒の尺に対応します。
Spotifyは、音楽・ポッドキャスト配信の広告マネージャーを提供しています。音声広告は最長30秒です。日本ではSpotify Audience Networkの本格提供が進み、ポッドキャストを含む面へ配信の幅が広がっています。
ターゲティングの考え方
デジタル音声広告でも、配信対象を絞り込めます。基本は次のような軸です。
デモグラフィック(年齢や性別など)で絞る方法があります。ジオ(地域)での絞り込みも可能です。さらに、興味関心にもとづく配信や、DSP連携によるオーディエンス設計も活用できます。
自社のターゲットが、どの時間帯にどの面で聴取しているかを踏まえて設計します。ながら聴取の場面を想像しながら、届けたい層に合わせて配信条件を組み立てることが重要です。
市場規模の捉え方
デジタル音声広告の市場規模は、電通が独立カテゴリで確定公表していません。参考になるのは民間の予測値です。
効果測定の考え方
音声広告は、クリックや直接コンバージョンでは捉えにくい枠です。スキップ不可の枠が多く、聴取完了率の高さが強みになります。
評価では、ブランドリフト調査が用いられます。広告接触の有無で、認知や好意度の差を確認する手法です。認知や想起を中心に据えた指標設計が向いています。測定の考え方はブランドリフト測定ガイドを参照してください。