CTVとは何か
CTV(コネクテッドTV)は、インターネットに接続したテレビへ配信する動画広告です。スマートテレビのほか、Fire TVやゲーム機などの機器を通じて視聴されます。配信は、動画配信サービス(OTT)を経由します。
スマートフォンの小さな画面ではなく、リビングの大画面で見られる点が特徴です。テレビCMに近い没入感を持ちながら、ネット広告のように属性や地域でターゲティングできます。この両面を併せ持つ点が、CTVが注目される理由です。
前提となる全体像はCTV・デジタル音声・DOOH入門で整理しています。あわせてご覧ください。
日本の主な出稿先と運用型での買い方
日本でCTVに配信できる主な出稿先を整理します。運用型に対応しているかどうかもあわせて示します。
| 出稿先 | 運用型対応 | 課金・特徴の例 |
|---|---|---|
| TVer広告 | セルフサーブの運用型と予約型 | CPMやCPCV課金。完視聴率が高い枠 |
| ABEMA Ads | ABEMA Advanced Adが運用型 | CTVパッケージを用意 |
| YouTube | Google広告経由で運用型 | テレビ画面への配信に対応 |
| Amazon Prime Video広告 | 二次情報中心 | ストリーミングTV広告として展開 |
TVerは、2023年4月にセルフサーブの運用型広告を開始しました。予約型とあわせて選べます。完視聴率の高さが紹介されており、たとえば15秒の枠で約96%という数値が代理店系メディアで示されています。この数値は媒体側や代理店の発表にもとづくため、参考値として捉えてください。
TVerの成長を示す数値も伝えられています。2025年度の売上が前年比166%、広告主が約2,780社という報道があります。いずれも代理店系メディアの数値であり、断定はできません。出稿を検討する際は公式情報で確認することを推奨します。
CTVの特徴
CTVには、他の運用型広告とは異なる強みがあります。次の点が代表的です。
まず、非スキップ中心である点です。多くの枠でスキップされにくく、最後まで見てもらいやすい傾向があります。完視聴率が高いため、伝えたい内容を届けやすい枠です。
次に、大画面ならではの印象の残りやすさです。映像と音でブランドの世界観を伝えやすく、認知やブランド想起の向上に向いています。
さらに、世帯単位での接点になりやすい点です。リビングのテレビは複数人で視聴される場面も多く、世帯ターゲティングと相性が良い枠です。地域や属性での絞り込みも活用できます。
効果測定の考え方
CTVは、直接コンバージョンよりも上流の指標で評価する枠です。完視聴率やリーチに加えて、ブランドリフト調査が用いられます。
ブランドリフト調査では、広告に接触した層としていない層を比べます。認知や好意度、購入意向の差を確認する手法です。人流データと連携し、来店の変化を計測する取り組みもあります。
クリエイティブ準備のポイント
CTVの動画は、大画面での視認性を意識して用意します。既存のYouTube向け動画を土台に、テレビ画面向けへ調整する進め方が現実的です。文字は大きめに、情報は詰め込みすぎないほうが伝わります。
台本づくりや動画設計の基本は、動画広告ガイドや動画広告の台本設計ガイドを参照してください。YouTubeでのテレビ画面配信はYouTube広告ガイドも役立ちます。