この記事でわかること
AI最大化設定の「テキストのカスタマイズ」で、Google AIが生成する広告見出しと説明文のサンプルを、有効にする前に確認できます。日本語にも対応しています。日本語の管理画面での表示と、導入前に何を確かめるかを整理します。
生成AIによる要約
Google広告の検索キャンペーンでは、「テキストのカスタマイズ」が生成する広告文を、機能を有効にする前に確認できます。最終ページURLをもとに、Google AIが作る広告見出しと説明文のサンプルが表示されます。ヘルプによると、件数は最大10件です。Google広告ヘルプの日本語版にも記載があり、日本語のサンプルにも対応しています。管理画面では「ベータ版」のラベルが付いた機能として表示されます。
テキストのカスタマイズは、AI最大化設定(AI Max)の機能の一つです。「AIに何を書かれるか分からない」という理由で、オンにするのをためらっていた方も多いのではないでしょうか。本記事では、プレビューの仕様と、導入前の点検にどう使うかを整理します。
テキストのカスタマイズとは|旧「自動作成アセット」
テキストのカスタマイズは、ランディングページや広告、キーワードの内容をもとに、Google AIが広告見出しと説明文を作る機能です。ヘルプによると、以前は「自動作成アセット」と呼ばれていました。
検索キャンペーンのAI最大化設定の中にある設定で、キャンペーン単位で有効にできます。2026年9月からは、テキストのカスタマイズを使っているキャンペーンがAI最大化設定へ自動的にアップグレードされています。
これまでは、生成される広告文を実際に見られるのは、有効にして配信が始まってからでした。どんな文が出るかを確かめるには、配信しながらアセットのレポートを見るしかなかったわけです。
プレビューの仕様|有効にしなくても確認できる
Google広告ヘルプの「テキストのカスタマイズのアセットのプレビュー」に書かれている仕様は、次のとおりです。
| 項目 | ヘルプの記載 |
|---|---|
| 確認できる場所 | キャンペーン作成時の、AI最大化設定キャンペーンの[アセットの最適化]セクション。既存のキャンペーンの編集時にも確認できる |
| 有効化の要否 | 「これらの例を確認するために、テキストのカスタマイズを有効にする必要はありません」 |
| 件数 | 最大10個の広告見出しと説明文の例を含む代表サンプル |
| 生成時間 | ほとんどの場合30秒以内 |
| URLがない場合 | 空白のフィールドにURLを追加して読み込む |
| 対象言語 | テキストのカスタマイズが対応するすべての言語。日本語も含む |
| 対象業種 | アダルト コンテンツを除く、ほぼすべての標準的な業種 |
テキストのガイドラインとも連動します。除外する語句や制限するメッセージを設定しておくと、プレビューに出るサンプルはガイドラインに沿って自動で絞り込まれます。ガイドラインが厳しすぎて候補がすべて弾かれた場合は、ルールの調整を求めるメッセージが表示されます。
日本語の管理画面での表示
2026年10月12日に、日本のアカウントで表示を確認しました。キャンペーンの「設定」で「AI 最大化設定」を開くと、「アセットの最適化」の「テキストのカスタマイズ」の下に、「テキストのガイドラインを追加」と並んで「アセットの例を表示」のリンクがあります。ヘルプの日本語版では[例をプレビュー]と書かれていますが、管理画面の表記は「アセットの例を表示」でした。

「アセットの例を表示」を開くと、「Google AI によって作成されたテキスト アセットの例」という画面が出ます。見出しの横には「ベータ版」のラベルが付いています。説明文は「Google は、最終ページ URL を使用してウェブサイトからテキスト アセットを作成します。これらは、広告に表示できるテキスト アセットのほんの一例です。」です。生成された例は「アセット」と「アセットタイプ」の2列の表で表示されます。

ヘルプでは「最大10個」とされていますが、筆者があるECサイトのカテゴリページで試したときに表示されたのは、広告見出し1件だけでした。表示される件数はページの内容によって変わると考えられます。件数が少ない場合は、商品の説明が多い別のページのURLでも試してみると判断材料が増えます。
「アセットの例を表示」のリンクは、「テキストのガイドラインを追加」の画面の下部にもあります。ガイドラインを書いたその場で例を表示できるので、ルールの効き方を確かめながら調整できます。

ガイドラインの画面では、「語句の除外」に最大25件、「メッセージの制限」に最大40件まで登録できます。メッセージの制限は1件300文字までで、入力例として、競合他社の名前に言及しない、具体的な価格を含めない、といったルールが示されています。
導入前の点検にプレビューを使う
プレビューの価値は、有効化の判断材料が「配信してから見る」から「配信する前に見る」に変わる点にあります。筆者は、次の流れで使うのがよいと考えます。
点検の3つの観点
生成文を見るときは、次の3点を確かめておくと判断しやすくなります。
- 表現が業界の規制や社内ルールに触れないか: 健康食品や化粧品などでは、薬機法や景品表示法に関わる表現に注意が要ります。「最安」「No.1」のような根拠の確認が必要な言い回しが出ていないかも見ておきます
- 事実がいまのサイトと合っているか: 生成文はランディングページの内容をもとに作られます。終了したキャンペーンや古い価格がページに残っていると、それが広告文に入る可能性があります
- ブランドの言葉づかいに合っているか: 敬語の度合いや、使わない言葉(社内のNGワード)に反していないかを確かめます
1つ目と2つ目で問題が見つかったら、まずランディングページ側を直すのが筋です。ヘルプも、おすすめの方法の最初に「ウェブサイトのコンテンツの精度を確保する」を挙げています。3つ目は、テキストのガイドラインの「語句の除外」や「メッセージの制限」に追加して、もう一度「アセットの例を表示」で効き方を確かめます。
なお、法令に関わる表現の判断は、必要に応じて法務の担当者や専門家に相談してください。
プレビューは「サンプル」である点に注意
ヘルプは、プレビューを「代表サンプル」と説明しています。有効にしたあとで配信される広告文が、プレビューと同じになるとは書かれていません。プレビューで問題がなかったとしても、配信後の確認は必要です。
ヘルプでは、有効にしたあと「レスポンシブ検索広告の広告レベルのアセット レポート」で、広告の内容が正確かを確認するよう案内しています。有効化の直後は確認の頻度を上げ、問題のある文が出たら個別に削除する運用を組んでおくと安心です。
まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 機能 | テキストのカスタマイズで生成される広告見出しと説明文を、有効にする前に確認できる(ベータ版) |
| 確認できる場所 | 「AI 最大化設定」の「アセットの最適化」にある「アセットの例を表示」。キャンペーンの作成時と編集時 |
| 件数と時間 | ヘルプでは最大10件、ほとんどの場合30秒以内。筆者の確認では1件だけのこともあった |
| 日本語 | 対応。日本語ヘルプにも記載あり |
| ガイドラインとの連動 | テキストのガイドラインに沿ってサンプルが絞り込まれる |
| 注意点 | あくまでサンプル。有効化後は広告レベルのアセット レポートで確認する |
まず試すべき1アクション: テキストのカスタマイズを使っていない検索キャンペーンを1つ選び、設定画面の「アセットの例を表示」を開いてください。表示された例を上の3観点で点検すると、オンにしてよいか、先にランディングページやガイドラインを直すべきかが判断できます。
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参照元
ryottaman
広告代理店で17年、現在は事業会社でインハウスマーケティングを担当しています。
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