· 6分で読める

Microsoft広告のターゲティング|LinkedIn連携・オーディエンス・検索ネットワーク

目次閉じる開く

Microsoft広告のターゲティングが持つ独自性

Microsoft広告のターゲティングは、Google広告やMeta広告にはない特徴を持っています。その中心にあるのが、LinkedInプロフィールデータとの連携です。企業名・業種・職種・職位・企業規模といったビジネス属性でユーザーを絞り込める点は、BtoB領域では大きな強みになります。

ただし、日本のLinkedInユーザー数はまだ限定的です。LinkedInターゲティングだけに頼ると配信ボリュームが不足する可能性があるため、インマーケットオーディエンスや検索ネットワークと組み合わせる設計が現実的です。

Microsoft広告ターゲティングの全体像LinkedIn連携企業名業種カテゴリ職種・職位企業規模BtoB・高単価商材に有効入札調整として活用すると配信効率が上がる場合がありますオーディエンスインマーケットリマーケティングカスタマーリスト類似オーディエンス意欲層の獲得に有効UETタグの設置がすべての起点になります検索ネットワークBing検索パートナーサイトCopilot内の表示デバイス・時間帯調整検索意図で絞り込むデスクトップ比率が高いBtoB案件では強みになります3つの手法を組み合わせて設計するのが効果的です

LinkedInプロフィールターゲティング

Microsoft広告はLinkedInと提携しており、LinkedInのプロフィールデータを広告配信に活用できます。指定できる属性は以下の4種類です。

属性内容活用例
企業名特定の企業に勤めるユーザー大手企業の担当者向けに配信
業種IT、金融、製造業など業界特化のSaaSやサービスに
職種マーケティング、IT、人事など担当職種への直接訴求
企業規模従業員数でセグメント中堅〜大企業向けのBtoB商材に

ただし、LinkedIn属性ターゲティングは単独で絞り込むよりも、検索キャンペーンの「入札調整」として活用するほうが現実的です。たとえば「IT業界の管理職」に入札を20%引き上げる設定にすることで、ボリュームを確保しながら優先度の高い層への配信を増やせます。

インマーケットオーディエンス

インマーケットオーディエンスは、特定のカテゴリに関心を持ち、購入・契約に向けて行動しているユーザーの集まりです。Microsoftが保有するBingの検索履歴、MSNの閲覧履歴、Outlookのメール行動などから推定されます。

カテゴリは「自動車」「ソフトウェア」「ビジネスサービス」など、数百種類にわたります。BtoB向けには「エンタープライズソフトウェア」「クラウドサービス」「ビジネスコンサルティング」といったカテゴリが用意されています。

インマーケットオーディエンスは、検索キャンペーンに「オーディエンスの追加」として重ねる形で使います。意欲の高いユーザーだけ入札を引き上げる、あるいは観察モードで実績を確認してから入札調整を加える、という段階的なアプローチが安全です。

リマーケティングとカスタマーリスト

リマーケティングには、UETタグを通じてサイト訪問者を追跡する仕組みを使います。UETタグは、Microsoft広告のコンバージョン計測とリマーケティングリスト作成の起点となる重要な設置物です。キャンペーン開始前に必ず設置してください。

リマーケティングリストはページ単位で作成できます。「商品詳細ページ訪問者」「料金ページ訪問者」「フォーム到達者(未送信)」のように、関心度の高い行動をしたユーザーをリストに分けると、配信メッセージを使い分けやすくなります。

カスタマーリストは、保有する顧客データ(メールアドレスや電話番号)をアップロードしてオーディエンスを構築する機能です。既存顧客の除外や、既存顧客への追加訴求に活用できます。

検索ネットワークのパートナーサイト

Microsoft広告の検索ネットワークには、Bing本体に加えてパートナーサイトが含まれます。日本では「Yahoo! JAPAN」がパートナーになる場合もあり(時期・条件により変動)、配信面が拡張されることがあります。

パートナーサイトへの配信はキャンペーン設定で制御できます。品質が安定しない場合はパートナーサイトを除外して、Bing本体のみに絞る選択も有効です。

BtoB向けターゲティング設計の推奨パターンベース:検索キャンペーン(キーワードターゲティング)業種・商材に関連するキーワードで検索意図のある層を捕捉する重ねる:LinkedIn属性で入札調整業種・職種・企業規模に応じて+15〜30%の入札引き上げを設定重ねる:インマーケットで入札調整購入意向の高いカテゴリのユーザーを観察 → 効果確認後に入札引き上げリマーケティングで再接触UETタグで計測した訪問者に追撃。入札を高めに設定

BtoB案件での活用例

IT系SaaSを例に、Microsoft広告でのターゲティング設計を考えてみます。ターゲットが「中堅〜大企業の情報システム部門の担当者」の場合、次のような設計が考えられます。

まずは「ERPシステム 比較」「クラウドERP 導入」のような検索キーワードでキャンペーンを設定します。その上で、LinkedIn属性の「業種:IT」「職種:情報技術」「企業規模:200名以上」に対して入札調整を設定します。インマーケットオーディエンスの「エンタープライズソフトウェア」もオーディエンスとして追加し、まずは観察モードで実績を確認します。

UETタグを設置すれば、資料ダウンロードページ訪問者や問い合わせページ訪問者のリマーケティングリストも作成できます。これらのユーザーへの配信で接触頻度を高め、意思決定を後押しします。

まとめ

Microsoft広告のターゲティングは、LinkedIn連携・インマーケットオーディエンス・リマーケティングの3つを組み合わせることで力を発揮します。特にBtoB商材では、Google広告では実現できない業種・職種ベースの絞り込みが有効です。

配信ボリューム確保のために、まず検索キャンペーンをベースとして設計し、LinkedIn属性は入札調整として重ねるアプローチを推奨します。UETタグは最優先で設置し、リマーケティングリストを早めに育てておくことが重要です。

関連記事

この記事をAIと深掘りする

要約・疑問の解消に。記事のタイトル・URL・参照元を入れた質問文が自動で入力されます。

| 共有 はてブ

SIGNALZ メルマガ

厳選した実践ナレッジを週1回お届けします。

SIGNALZ

SIGNALZ

運用型広告の実務経験をもとに、体系的なナレッジを発信しています。

SIGNALZの記事はAIを活用して作成し、10年以上の運用型広告の実務経験をもとに内容を確認・監修しています。制作方針の詳細はサイトについてをご覧ください。

この記事について感想やご質問を送れます

誤りの指摘、補足情報、ご質問など、お気軽にどうぞ。