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Microsoft広告の入札戦略ガイド|自動入札と手動入札の使い分け

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Microsoft広告の入札戦略の全体像

Microsoft広告には、手動入札と自動入札の両方が用意されています。キャンペーンの目的やデータの蓄積量に応じて最適な戦略を選びます。

入札戦略種別目的適する場面
手動CPC手動クリック単価を直接管理新規配信、データが少ない段階
拡張CPC半自動CV可能性に応じてCPCを自動調整手動から自動への移行期
クリック数の最大化自動予算内でクリック数を最大化トラフィック獲得が目的
コンバージョン数の最大化自動CV数を最大化CV計測が安定している場合
目標CPA自動指定CPAでCV数を最大化月30件以上のCVデータ
目標ROAS自動指定ROASで売上を最大化ECサイト、売上データあり
入札戦略の段階的な移行Phase 1手動CPCCV 0〜10件/月Phase 2拡張CPCCV 10〜30件/月Phase 3目標CPACV 30件以上/月データが十分に蓄積されてから自動入札に切り替えるのが安定した移行の鉄則ですGoogle広告と同様、学習期間中(約2週間)は設定変更を控えてください

手動CPC入札

手動CPC入札は、キーワードごとに上限クリック単価を自分で設定する方式です。入札額を直接コントロールできるため、新しいキャンペーンの初期運用や、特定キーワードの入札を細かく管理したい場合に適しています。

設定のポイント

  • キーワードごとの推奨入札額を参考に設定する
  • 1ページ目に表示されるために必要な入札額の目安を確認する
  • 最初は推奨入札額の80〜100%程度で設定し、パフォーマンスを見て調整する

手動CPC入札のデメリットは、入札調整に手間がかかることです。キーワード数が多い場合、すべてのキーワードの入札額を個別に最適化するのは現実的ではありません。

拡張CPC入札

拡張CPCは、手動CPCをベースにしながら、コンバージョンの可能性が高いと判断されたクリックに対して自動的に入札額を引き上げる方式です。

手動CPCからの移行先として最初に検討する戦略です。手動で設定した入札額を基準値として、Microsoft広告のアルゴリズムが±αの範囲で自動調整します。

運用メモ Microsoft広告の拡張CPCは、Google広告の同機能と似た動きをしますが、調整の幅や学習アルゴリズムは異なります。Google広告で拡張CPCの実績がある場合でも、Microsoft広告では別途パフォーマンスを検証してください。特に、Microsoft広告はBtoBの検索クエリに強い傾向があり、Google広告とは異なるユーザー層にリーチできるため、入札戦略の最適解も変わることがあります。

自動入札戦略

クリック数の最大化

設定した予算の範囲内で、できるだけ多くのクリックを獲得する戦略です。ブランド認知やサイトへの流入を増やすことが目的のキャンペーンに適しています。

コンバージョン計測が設定されていない場合や、CVデータが少ない初期段階のキャンペーンにも使えます。

コンバージョン数の最大化

予算内でコンバージョン数を最大化する戦略です。目標CPAの指定は不要で、とにかくCV数を増やしたい場合に使います。CPAが安定するとは限らないため、CPAの上限を設けたい場合は目標CPA入札を検討してください。

目標CPA入札

指定した目標CPAを維持しながら、コンバージョン数を最大化する戦略です。月間30件以上のコンバージョンが安定して発生しているキャンペーンでの利用が推奨されます。

目標CPAの設定は、過去30日間の実績CPAを基準にします。最初は実績CPAと同等に設定し、パフォーマンスが安定したら段階的に目標値を調整してください。

目標ROAS入札

指定した目標ROASを達成しながら、コンバージョン値(売上)を最大化する戦略です。ECサイトなど、コンバージョンに金額が紐づくビジネスに適しています。

利用の前提として、コンバージョン値の計測が正しく設定されている必要があります。

Google広告との違い

Microsoft広告の入札戦略は、Google広告と似た体系ですが、いくつかの違いがあります。

観点Microsoft広告Google広告
ユーザー層ビジネスユーザーが多い幅広い
検索シェア日本では約5%約75%
データ量少ない傾向多い
自動入札の学習やや時間がかかる比較的速い
インポート機能Google広告からインポート可能N/A

Microsoft広告はGoogle広告に比べて検索ボリュームが少ないため、自動入札の学習に必要なデータが蓄積されるまで時間がかかる傾向があります。

入札戦略:データ要件 × 制御度運用者の制御度(高→低)必要なCVデータ量(少→多)手動CPC拡張CPC目標CPA目標ROAS

入札戦略変更時の注意点

学習期間を考慮する

自動入札に切り替えた直後は、約2週間の学習期間が発生します。この期間中はパフォーマンスが不安定になることがあります。学習期間中に入札戦略を変更したり、大幅な予算変更をしたりすると、学習がリセットされるため注意してください。

Google広告からのインポート

Microsoft広告にはGoogle広告のキャンペーン設定をインポートする機能があります。ただし、入札戦略はそのまま移行されないケースがあります。インポート後に入札戦略が適切に設定されているか、必ず確認してください。

運用メモ Google広告からMicrosoft広告にキャンペーンをインポートした直後は、手動CPCで配信を開始することを推奨します。Microsoft広告とGoogle広告ではユーザー層やクリック単価が異なるため、まず手動CPCで実績データを蓄積し、パフォーマンス傾向を把握してから自動入札に移行してください。

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