この記事でわかること
Metaビジネスヘルプセンターで「フォーマット表示オプション」の解説が公開されています。入稿した画像や動画を、配信システムがシングルメディア・カルーセル・コレクションに組み替えて配信する自動化機能です。使える範囲、設定場所、デフォルトで有効になる場合の外し方を、ヘルプの表示例つきで整理します。
生成AIによる要約
Metaビジネスヘルプセンターに「フォーマット表示オプション」(Format Display Options)の解説ページが公開されています。入稿した画像や動画を、配信システムが別のレイアウトに組み替えて配信するクリエイティブ自動化機能です。
シングルメディアで入稿した1本が、コレクションやカルーセルとしても表示されます。フォーマットごとに広告を作り分ける手間が減る一方で、広告の見え方は運用側の手を離れます。
ヘルプには「この製品や機能はまだご利用いただけない場合があります」との注記があります。アカウントによっては、まだ設定項目が出ません。本記事では、ヘルプ2ページの記載をもとに、しくみと設定箇所、そして外し方までを整理します。
何をする機能か|1本のクリエイティブを複数のレイアウトに組み替える
ヘルプによると、フォーマット表示オプションは「広告が別のレイアウトフォーマットでも表示されるようにする」機能です。配信システムが画像、動画、広告ソースを柔軟に使い、広告フォーマットを自動的に生成します。
組み合わせの材料になるのは、入稿したメディアだけではありません。商品、関連メディア、ウェブサイトのハイライト、アプリストアのメディアが挙げられています。これらを組み合わせて、広告の表示方法が決まります。
手順としては3つです。運用側が高品質な画像・動画・広告ソースを用意し、システムがそれらを組み合わせ、各オーディエンスと広告配置に合わせて最適化します。
なお関連メディアについては、メディア設定としてAdvantage+ カタログ広告を選んだ場合にのみ使える、とヘルプに注記があります。
ヘルプに載っている表示例
ヘルプには、入稿したクリエイティブが実際にどう組み替わるかの例が掲載されています。まずは手動アップロードでカルーセルを選んだ場合です。

ヘルプの説明では、カルーセルカードが(1)シングルメディア、(2〜3)コレクションとして表示されることがあるとされています。入稿は1本でも、ユーザーの画面に出る形は複数あるわけです。
次に、Advantage+ カタログ広告でカルーセルを選んだ場合です。

この例では、カルーセル広告がアップロードしたメディアのコレクションとして表示されています。ヘルプには、カルーセル広告が商品のコレクションとして表示される例も併記されています。
ヘルプは、表示のされ方が広告の配置、利用できるメディア、オーディエンスのパーソナライゼーションによって変わると説明しています。商品の数や順番といった要素も、配信システムが自動で調整することがあります。フォーマット自体も今後変更される可能性があると明記されています。
使える範囲|広告の目的とメディア設定で変わる
利用できるフォーマット表示オプションは、広告の目的とメディア設定によって変わります。ヘルプの表を整理すると次のとおりです。
まず、メディア設定として[手動アップロード]を選んだ場合です。
| 選択した広告フォーマット | 利用可能なフォーマット表示オプション | 商品 | ウェブサイトのハイライト | アプリストアの詳細 |
|---|---|---|---|---|
| シングルメディア(トラフィック・エンゲージメント・リード・アプリの宣伝・売上のみ) | シングルメディア/カルーセル/コレクション | ✔ | ✔ | ✔ |
| カルーセル(すべての目的) | シングルメディア/カルーセル/コレクション | 対象外 | 対象外 | 対象外 |
見落としやすいのが、右の3列です。カルーセルで入稿した場合、レイアウトは3種類に広がります。ただし商品やウェブサイトのハイライトといった広告ソースの列には、チェックが付いていません。広告ソースを組み合わせたい場合は、シングルメディアでの入稿が前提になります。
次に、メディア設定としてAdvantage+ カタログ広告を選んだ場合です。
| 選択した広告フォーマット | 利用可能なフォーマット表示オプション | カバーとして商品を使用 | カバーとしてアップロードメディアを使用 |
|---|---|---|---|
| カルーセル(認知度を除くすべての目的) | シングルメディア/コレクション | ✔ | ✔ |
こちらはカルーセルからの出発に限られ、生成されるのはシングルメディアとコレクションの2種類です。目的も、認知度だけが対象外になっています。
設定はどこにあるか
設定は広告レベルの[クリエイティブ]の中にあります。ヘルプの手順から、要点だけを抜き出します。
- [広告設定]で、メディア設定として[手動アップロード]を選ぶ
- 広告フォーマットとして[シングルメディア]または[カルーセル]を選ぶ
- [クリエイティブ]で[フォーマット表示オプション]に移動し、[編集]をクリックする
- 利用可能なフォーマット(シングルメディア/カルーセル/コレクション)を確認する
- フォーマットごとに、表示するメディアソースを選ぶ
手順5で選べるメディアソースは、「アップロードされたメディア(関連メディアを含む)を表示」「商品を表示」「ウェブサイトのハイライトを表示する」「アプリストアの詳細を表示する」の4つです。ただし実際に選べる範囲は、[クリエイティブの設定]でオンにした拡張機能によって変わります。
カルーセルには[カスタマイズ]があり、アップロードしたメディアの並び方を指定できます。[メディアの順番を自動設定]と[メディアシーケンスの順番を手動設定]のどちらかを選ぶ形です。さらに[商品を表示するカードを選択]で、[紹介カードを常に最初に表示]か[プロフィールカードを常に最後に表示]を指定します。
各メディアの下にある矢印から、バリエーションのプレビューを確認できます。有効にすると、選択したフォーマットが対象となるすべての配置に適用されます。
Advantage+ カタログ広告の場合、[フォーマット表示オプション]は[広告クリエイティブ]の中にあります。手動アップロードとは置き場所が違う点に注意してください。
押さえておきたい3点
デフォルトで有効になっている場合がある
ヘルプにはっきり書かれています。フォーマット表示オプションがデフォルトで有効な場合、フォーマットとバリエーションは事前選択されています。オプトアウトするには、メディアオプションの選択を解除する必要があります。
意識せずに広告を作ると、想定していないレイアウトで配信される可能性があります。ブランドのトーンやクリエイティブの見せ方を厳密に管理している案件では、入稿のたびに確認する運用が要ります。
サイトリンクのテキストオーバーレイは廃止へ
ヘルプには、2026年3月よりサイトリンクにテキストオーバーレイが含まれなくなる、と注記されています。表示されるのはメディアサムネイルのみになります。メディアを添付したくない場合は、テキストのみのデザインでサイトリンクを使う選択肢が残されています。
表記が揺れているため、管理画面での確認が要る
同じヘルプ内でも「商品」と「製品」、「アプリストアの詳細」と「App Storeの詳細」が混在しています。この記事では、より多く使われている「商品」「アプリストアの詳細」に寄せました。実際の管理画面での表記は、アカウント側で確認してください。
ヘルプに記載があっても、管理画面に項目が出ないことがあります。Metaの新機能では珍しくありません。設定が見当たらない場合は、まだ提供対象外と考えるのが妥当です。
メリットとして挙げられていること
ヘルプが挙げるメリットは4点です。整理すると次のようになります。
- オーディエンスへのリーチ: クリエイティブと広告ソースを動的に組み合わせ、引きつける可能性が最も高いフォーマットと配置で表示する
- 広告作成の簡素化: フォーマットごとに広告を作る必要が減る
- パフォーマンスの向上: つながりを築きやすいフォーマットで配信されるため、エンゲージメントとコンバージョンの向上につながる
- 柔軟な調整と透明性: フォーマットコントロールで特定のフォーマットを選び、バリエーションをプレビューできる
いずれもMetaによる説明であり、効果を保証するものではありません。ヘルプは、クリエイティブの多様性が広がる点にも触れています。ただし多様性は枚数ではなく訴求の角度で決まる、という論点もあります。この点は別記事で扱っています。
まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 機能名 | フォーマット表示オプション(英語表記: Format Display Options) |
| 位置づけ | 入稿した画像・動画・広告ソースを組み替えるクリエイティブ自動化機能 |
| 生成されるフォーマット | シングルメディア/カルーセル/コレクション |
| 設定場所 | 広告レベルの[クリエイティブ]内(Advantage+ カタログ広告では[広告クリエイティブ]内) |
| 注意点 | デフォルトで有効な場合があり、外すにはメディアオプションの選択を解除する |
| 提供状況 | 「まだご利用いただけない場合があります」との注記あり(2026年9月7日時点) |
まず試すべき1アクション: 配信中のMeta広告を1本開き、[クリエイティブ]内に[フォーマット表示オプション]の項目があるかを確認してください。ある場合は[編集]から、どのフォーマットとメディアソースが事前選択されているかを見てください。意図しないレイアウトが選ばれていれば、その場で解除できます。
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参照元
ryottaman
広告代理店で17年、現在は事業会社でインハウスマーケティングを担当しています。
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