店舗集客の広告は、オンラインの成果だけでは効果を測りきれません。実際の来店をどう捉えるかが、評価の鍵になります。
この記事では、Google広告の来店コンバージョンと、その代替となる計測手段を整理します。それぞれの向き不向きも押さえます。
来店コンバージョンの仕組み
来店コンバージョンは、広告に接触したユーザーのその後の来店を推定する仕組みです。Googleアカウントで位置情報履歴を有効にしたユーザーの行動を、匿名の集計データとして統計的に推定します。
個人を特定して追跡するものではありません。プライバシーに配慮した集計から、来店の傾向を予測します。
計測期間は接触の種類で異なります。
| 接触 | 計測期間 |
|---|---|
| 広告クリック | 30日以内の来店 |
| エンゲージドビュー(動画10秒以上視聴) | 3日以内の来店 |
来店コンバージョンの利用要件
来店コンバージョンには、いくつかの利用要件があります。主なものは次の通りです。
- 広告に住所アセット(またはアフィリエイト住所アセット)を使用している
- GBPで店舗の所在地がすべて確認済みである
- 対応国に店舗がある(日本は対応国に含まれます)
- センシティブなカテゴリに該当しない
- プライバシー基準を満たす十分なクリック数・来店数がある
代替1: オフラインコンバージョンのインポート
来店や電話、成約といった店舗側の成果を、Google広告に取り込む方法です。GCLIDをキーに、CRMやPOSのデータをアップロードします。
最終クリックから90日以内のデータが対象です。実際の来店や成約を計測に反映できるため、来店コンバージョンより広告主の実データに近い評価ができます。
代替2: 人流データの活用
外部の人流データを扱うサービスを使う方法もあります。位置情報のビッグデータで、広告接触者の来店行動を計測します。
たとえばunerryのようなサービスは、テレビCMや屋外広告、デジタル広告の接触者の来店を横断的に捉えます。Googleの来店コンバージョンとは独立した第三者データとして、媒体をまたいだ来店効果の比較に使えます。
他媒体のローカル計測
Google以外にも、店舗集客に使える機能があります。ただし細部は変わりやすいため、公式情報での確認を前提にしてください。
- Yahoo!広告: 2025年9月から半径指定ターゲティング(1km単位)に対応
- Meta広告: 複数店舗向けの「来店数の増加(Store Traffic)」目的
まとめ
来店計測には、来店コンバージョン・オフラインコンバージョンのインポート・人流データという複数の手段があります。それぞれ要件や捉えられる成果が異なります。
来店コンバージョンは手軽ですが要件があり、数値基準は非公開です。実データに近い評価が必要ならオフラインコンバージョンのインポート、媒体横断ならば人流データと、目的に応じて使い分けましょう。