Amazonスポンサーブランド広告の詳細ガイド|ブランド認知と売上を両立する
スポンサーブランド広告とは
スポンサーブランド広告は、Amazon検索結果の上部にブランドロゴ、カスタム見出し、複数商品を表示できる広告フォーマットです。スポンサープロダクト広告が個別商品の露出に特化しているのに対し、スポンサーブランド広告は「ブランド全体の認知」と「複数商品への誘導」を両立できる点が特徴です。
検索結果の最上部(ファーストビュー)に表示されるため、視認性が高く、ブランド想起の形成に効果的です。クリック先をストアページに設定すれば、Amazon内にブランドの世界観を伝えるランディングページを持つことと同じ効果が得られます。
利用にはAmazonブランド登録が必須です。
ブランド登録の要件
スポンサーブランド広告を利用するには、Amazonブランド登録(Brand Registry)への登録が前提条件となります。
登録に必要なもの
- 登録商標: 各国の商標局に登録済みの商標(日本の場合は特許庁に出願・登録済みのもの)
- 商標の使用実態: 商品やパッケージにブランド名またはロゴが表示されている写真
- ブランドオーナーであることの確認: Amazonが商標権者本人であることを確認するプロセス
登録が完了すると、スポンサーブランド広告に加え、Amazonストアページの作成、A+コンテンツ(商品詳細ページの拡張)なども利用可能になります。
広告フォーマットの種類
スポンサーブランド広告には3つのフォーマットがあります。それぞれ特性と向いているシーンが異なります。
商品コレクション
最もスタンダードなフォーマットです。ブランドロゴ、カスタム見出し、最大3つの商品を検索結果上部に表示します。カスタム画像を追加して、ブランドの世界観をより強く伝えることもできます。
クリック先はストアページまたは商品一覧ページを選択できます。ストアページに誘導する場合は、ストアの構成が購入導線として機能しているか事前に確認しておきましょう。
ストアスポットライト
ストアのサブページ(カテゴリページなど)を最大3つ表示するフォーマットです。商品が多カテゴリに渡るブランドに適しています。
「メンズ」「レディース」「キッズ」のように商品ラインが分かれている場合、ユーザーが自分に合ったカテゴリに直接遷移できます。利用条件として、ストアページに3つ以上のサブページが必要です。
動画フォーマット
6〜45秒の動画を検索結果に表示します。自動再生(ミュート)で始まるため、最初の数秒で注意を引く構成が重要です。
動画制作のポイントは以下のとおりです。
- 最初の3秒で商品の価値を見せる
- テキストオーバーレイを入れる(音声なしでも伝わるように)
- アスペクト比は16:9を推奨
- 商品の使用シーンを中心に構成する
ストアページの活用
スポンサーブランド広告の効果を最大化するには、ストアページの設計が欠かせません。ストアページはAmazon内に無料で作成できるブランド専用ページです。
ストアページの設計ポイント
トップページ: ブランドの概要、主力カテゴリへの導線、ベストセラー商品を配置 カテゴリページ: 商品群ごとの一覧。フィルタリングしやすい構成に 特集ページ: 季節商品、新商品、ギフト向けなどテーマ別のキュレーション
ストアページのURLはAmazonの外部からもアクセスできるため、SNSやメールマーケティングからの誘導先としても活用できます。
ブランド指標の活用
スポンサーブランド広告では「ブランド指標」と呼ばれるレポートが利用できます。
| 指標 | 説明 | 活用方法 |
|---|---|---|
| ブランド新規顧客の注文 | 過去12か月でブランドから初めて購入した顧客の注文数 | 新規獲得効率の評価 |
| ブランド新規顧客の売上 | 新規顧客による売上金額 | 新規獲得のLTV試算 |
| ブランド検索インデックス | カテゴリ内でのブランド検索シェアの相対値 | ブランド認知度の推移把握 |
特に「ブランド新規顧客」の指標は、スポンサーブランド広告がリピーターへの再購入を促しているだけなのか、新たな顧客を獲得できているのかを判断する材料になります。
入札と予算の考え方
スポンサーブランド広告のCPCは、スポンサープロダクト広告よりも高くなる傾向があります。検索結果上部の枠は競争が激しいためです。
ただし、1回のクリックでストアページに誘導し、複数商品の購入につなげられる可能性がある点を考慮すると、CPCだけで効率を判断するのは適切ではありません。ROAS(広告費用対効果)とブランド新規顧客獲得率を併せて評価しましょう。
予算配分の目安
スポンサーブランド広告は、Amazon広告予算全体の20〜30%程度を目安に配分するのが一般的です。残りをスポンサープロダクト広告に充てることで、ブランド認知と個別商品の売上の両方をカバーできます。
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