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ABM広告実践ガイド|アカウント単位のファネル設計と媒体活用

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ABMとは何か

ABM(アカウントベースドマーケティング)は、個別リードではなく企業単位でファネルを設計する手法です。ターゲットとなるアカウント(企業)を定め、その企業の関与者へ働きかけます。

通常のリード獲得は、集めたリードを一人ずつ評価します。ABMは逆に、狙う企業を先に決め、そこへ集中的にアプローチします。営業部門のターゲット企業リストと連動する点が特徴です。

アカウントターゲティングが中核

LinkedInのアカウントターゲティング(Company Targeting)は、ABMの中核になる機能です。企業リストをアップロードし、その企業に所属するメンバーへ配信できます。

リストは最大300,000社までアップロードできます。マッチングの完了までは最大48時間ほどかかります。マッチ後に配信可能な規模を確認してから、運用を始めます。

営業がターゲットとする企業を、そのまま配信対象にできる点が強みです。企業名に加えて役職レベルや職務機能を組み合わせると、関与者のなかでも意思決定に近い層へ絞れます。

MA/データ基盤との連携

ABMでは、広告と外部のデータ基盤を連携させると運用が高度化します。LinkedInの公式ページには、連携先として複数のツールが記載されています。

連携先主な役割
HubSpot / Marketo / AdobeMA・CRMとしてリードと商談を管理
Bomboraインテントデータでニーズの高い企業を特定
G2比較検討中の企業シグナルを把握

インテントデータを使うと、いま関心が高まっている企業を優先できます。ターゲットリストを固定せず、シグナルに応じて配信の重みを変える運用が可能になります。

なお、6senseは自社発表でLinkedInとのネイティブ統合があるとしています。この点は第三者および自社発表の情報です。導入前に公式情報と最新の仕様を確認してください。

ファネル段階と広告フォーマット

ABMでは、ファネルの段階ごとに広告フォーマットの役割を分けます。認知から獲得まで、企業の関与者を段階的に動かす設計です。

アカウント単位のファネル認知検討獲得スポンサードコンテンツドキュメント広告会話型広告リードジェンフォームメッセージ広告営業と連動(同じ企業リストを共有)
段階主な役割適したフォーマット
認知企業に自社を知ってもらうスポンサードコンテンツ
検討課題と解決策を深く理解してもらうドキュメント広告、会話型広告
獲得具体的なアクションを取ってもらうリードジェンフォーム、メッセージ広告

認知段階では、スポンサードコンテンツで幅広い関与者へ接触します。検討段階では、ドキュメント広告や会話型広告で課題の理解を深めます。獲得段階では、リードジェンフォームやメッセージ広告で行動を促します。

同じ企業でも、関与者ごとに検討段階は異なります。複数のフォーマットを並行させ、段階の違う関与者にそれぞれ届くよう設計します。

営業と連動した運用

ABMの成否は、営業との連動で決まります。広告で企業に接触したという情報を、営業が活用できる形で共有することが要点です。

どの企業のどの関与者が反応したかがわかると、営業はアプローチの優先順位を判断できます。広告とMA/CRMを連携させ、企業単位で関与状況を追える状態を整えます。

評価も企業単位で見ます。リード数だけでなく、ターゲット企業のうちどれだけが商談化したか、パイプラインにどう貢献したかまで追います。この視点があると、ABMへの投資を社内で説明しやすくなります。

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