YouTube広告には複数のフォーマットがあります。尺・課金方式・配信面がそれぞれ異なり、向いている目的も変わります。
この記事では、主要な6種類のフォーマットを整理します。特徴を理解し、目的に合ったものを選べる状態を目指します。
フォーマット一覧
まず全体像を表で確認します。詳細は各セクションで解説します。
| フォーマット | 尺 | 課金方式 | 配信面 |
|---|---|---|---|
| スキップ可能インストリーム | 認知15〜20秒/検討2〜3分が目安 | CPV(30秒視聴か操作)+tCPA等 | 動画の前後・途中 |
| スキップ不可インストリーム | 15秒程度(CTVは16〜30秒) | tCPM | 動画の前後・途中 |
| インフィード動画広告 | 制限なし | サムネクリックで視聴開始時に課金 | 検索結果・関連動画・ホーム |
| バンパー広告 | 6秒以下 | tCPM | 動画の前後・途中 |
| YouTube Shorts広告 | 縦型9:16アセット | CPV / tCPM | Shortsフィード |
| マストヘッド広告 | 予約型(最大30秒自動再生・16:9) | CPM / CPH(予約制) | ホーム上部 |
スキップ可能インストリーム
動画の再生前後や途中に流れ、5秒後にスキップできる形式です。もっとも汎用的で、認知から獲得まで幅広く使えます。
尺は目的で変えます。認知なら15〜20秒、比較検討を狙うなら2〜3分程度が目安です。課金は、視聴者が30秒視聴するか操作した時点で発生するCPVが基本で、獲得目的ではtCPA等も併用します。
スキップ不可インストリーム
スキップできないインストリーム広告です。最後まで視聴されるため、メッセージを確実に届けたい認知施策に向きます。
尺は15秒程度が基本です。コネクテッドテレビ(CTV)への配信では、16〜30秒まで対応します。課金はtCPMで、目標インプレッション単価を設定して配信します。
インフィード動画広告
検索結果や関連動画、ホームフィードにサムネイルとテキストで表示される形式です。ユーザーがサムネイルをクリックして視聴を始めた時点で課金されます。
動画そのものの尺に制限はありません。ユーザーが自ら選んで再生するため、興味関心の高い層に届きやすい特徴があります。
バンパー広告
6秒以下のスキップできない短尺広告です。短時間で印象を残す認知施策に使われます。課金はtCPMです。
長尺広告と組み合わせ、リマインドとして重ねる使い方も有効です。短い尺だからこそ、伝える要素を1つに絞る設計が求められます。
YouTube Shorts広告
Shortsフィードに配信される縦型フォーマットです。9:16の縦型アセットが必要になります。課金はCPVまたはtCPMです。
縦型動画に最適化した見せ方が成果を左右します。制作の要点はYouTube Shorts 広告で成果を出すクリエイティブ設計で解説しています。
マストヘッド広告
YouTubeホームフィード上部に表示される予約型フォーマットです。大規模なリーチを短期間で獲得したい場面で使います。
PCでは最大30秒の自動再生に対応し、アセットは16:9です。課金はCPMまたはCPH(時間単位)で、1キャンペーンにつき1つの国を対象とする予約制です。
目的別の選び方
フォーマットは目的から逆算して選びます。目安は次の通りです。
- 認知を広げたい: スキップ不可インストリーム、バンパー、マストヘッド
- 比較検討を促したい: スキップ可能インストリーム(長尺)、インフィード
- 縦型面で届けたい: YouTube Shorts広告
- 獲得を狙いたい: スキップ可能インストリーム+デマンドジェネレーション
まとめ
YouTube広告のフォーマットは、尺・課金・配信面で特徴が分かれます。まず目的を1つに絞り、それに合うフォーマットを選ぶことが起点です。
複数フォーマットを組み合わせる設計も有効です。認知はリーチ効率、獲得はクリエイティブ品質を軸に、検証しながら最適化していきましょう。