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TikTok広告のターゲティング|興味関心・行動・カスタムオーディエンスの使い分け

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TikTok広告のターゲティングの特徴

TikTok広告のターゲティングは、他のSNS広告プラットフォームと比べて「ブロードに配信したほうが成果が出やすい」という特性があります。TikTokのアルゴリズムは、ユーザーの視聴行動・エンゲージメント・興味をリアルタイムで学習しており、広告主がターゲティングを細かく設定するよりも、AIが最適な配信先を判断する精度が高い場合があります。

ただし、これはターゲティングが不要という意味ではありません。まったく絞り込まないと関係のない層への配信が増え、CPAが悪化するリスクがあります。「ある程度の方向性を示し、細部はアルゴリズムに委ねる」バランスが求められます。

TikTok広告ターゲティングの全体構造デモグラフィック性別年齢(13〜55歳以上)地域・都市階層言語デバイス・OS設定推奨度基本設定として必須興味・行動興味関心カテゴリ動画インタラクションクリエイターフォローハッシュタグ行動広告インタラクション設定推奨度初期段階で効果的カスタムオーディエンスウェブサイト訪問者アプリユーザーエンゲージメント顧客リスト類似オーディエンス設定推奨度データ蓄積後に活用3種類を目的に応じて組み合わせることで精度が上がります

興味関心カテゴリの使い方

興味関心カテゴリは、TikTok内でユーザーが視聴・いいねしたコンテンツから推定された関心領域です。「美容・スキンケア」「フィットネス・スポーツ」「料理・グルメ」「テクノロジー」など、数十のカテゴリが用意されています。

興味関心カテゴリを選ぶ際は、商材と直接関係するカテゴリだけでなく、間接的に関連するカテゴリも検討する価値があります。たとえば健康食品であれば「フィットネス」に加えて「美容」「ウェルネス」なども候補になります。

選びすぎると配信ボリュームが絞られすぎてアルゴリズムの学習が進みにくくなります。最初は2〜3カテゴリから始め、実績を見ながら調整するアプローチが適切です。

行動ターゲティングの活用

行動ターゲティングは、ユーザーのTikTok上での行動履歴に基づいてターゲティングする機能です。興味関心カテゴリよりも直近の行動を反映するため、より意欲の高い層に絞り込める可能性があります。

主な行動ターゲティングの種類は次のとおりです。

行動タイプ内容有効な活用場面
動画インタラクション特定カテゴリの動画を視聴・いいね・コメント・シェアした商材に関連するカテゴリの視聴者を狙う
クリエイターフォロー特定カテゴリのクリエイターをフォローしているインフルエンサーのフォロワー層を狙う
ハッシュタグインタラクション特定ハッシュタグを使った投稿に反応した特定トレンドの関心層を狙う
広告インタラクション同カテゴリの広告をクリック・視聴した購入意欲の高い層を効率よく獲得する

行動ターゲティングは「直近7日」「直近15日」「直近30日」など、期間を指定できます。直近の行動ほど意欲が高い傾向にありますが、配信ボリュームが小さくなることも念頭に置いてください。

カスタムオーディエンスの種類

カスタムオーディエンスは、自社が持つデータや実際のユーザー行動をもとに構築するオーディエンスです。精度が高い反面、データの蓄積が前提となります。

ウェブサイトカスタムオーディエンス

TikTok Pixelをサイトに設置することで、サイト訪問者をオーディエンスとして活用できます。全訪問者・特定ページ訪問者・購入完了者など、行動レベルで分けてリストを作ることが重要です。

エンゲージメントオーディエンス

自社のTikTokアカウントの動画を視聴したユーザー、プロフィールを訪問したユーザー、フォロワーなどを対象にしたオーディエンスです。自社コンテンツに接触したことがある温度感の高い層に再接触するために使います。

顧客リストのアップロード

保有する顧客データ(メールアドレス・電話番号)をアップロードしてオーディエンスを作る方法です。既存顧客の除外や、既存顧客への追加訴求、ロイヤルユーザーへのアップセルなどに活用できます。

カスタムオーディエンス活用のフローTikTok Pixel設置サイト訪問データを収集ウェブサイトオーディエンス作成訪問ページ・行動で分類リマーケティング配信再接触で転換率を高める類似オーディエンスへ拡張CV済みユーザーに似た新規層を開拓する顧客リスト活用既存顧客の除外・追加訴求スマートターゲティング(自動最適化)指定したオーディエンスをシグナルにAIが配信先を拡張・最適化します

類似オーディエンスと自動拡張

類似オーディエンスは、既存のカスタムオーディエンス(CVユーザーや顧客リスト)に似た特徴を持つ新規ユーザーを自動的に見つける機能です。類似度は1〜10%の範囲で指定でき、数字が小さいほど元のオーディエンスに近い層に絞られます。

TikTok広告では「スマートターゲティング」という自動拡張機能もあります。設定したターゲティング条件を参考にしつつ、AIがより広いユーザー層に配信を拡張します。獲得目的のキャンペーンで、コンバージョン数が安定して得られている場合に有効です。

目的別のターゲティング戦略

キャンペーンの目的によって、適切なターゲティングの設計が変わります。

認知拡大を目的とする場合は、ブロードなターゲティングが適しています。デモグラフィック(性別・年齢)と1〜2カテゴリの興味関心だけに留め、AI最適化に委ねます。リーチを広げることが優先されるため、絞りすぎないことが重要です。

新規獲得(コンバージョン)を目的とする場合は、興味関心 + 行動ターゲティングの組み合わせから始め、データが溜まったらウェブサイトカスタムオーディエンスの類似オーディエンスへ移行します。

リターゲティングを目的とする場合は、ウェブサイト訪問者やエンゲージメントオーディエンスを活用します。特定ページ訪問者(商品ページ・カートページ)への集中配信が有効です。

まとめ

TikTok広告のターゲティングは、大きく分けてデモグラフィック・興味関心/行動・カスタムオーディエンスの3種類です。ターゲティングは「ある程度の方向性を示し、あとはAIに委ねる」スタンスで設計するのが、このプラットフォームの特性に合っています。

始め方としては、まずTikTok Pixelを設置し、デモグラフィック + 興味関心カテゴリで配信を開始します。データが蓄積されたらウェブサイトオーディエンスを作り、類似オーディエンスで新規獲得の効率を高めていきます。

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