この記事でわかること
- 検索語句レポートで費用・クリック・コンバージョンを確認し、無関係な語句を除外、成果につながる新規語句を登録します。
- マッチタイプが広いほど確認頻度を上げ、CVが出ていない語句は十分なクリック数を確認してから除外します。
- 除外と新規追加は日付を記録し、タイミングをずらすと効果判定が容易になります。
生成AIによる要約
検索語句レポートとは何か
検索語句レポートは、ユーザーが実際に入力した語句を確認できる画面です。登録キーワードとマッチタイプを介して、どんな語句で広告が表示・クリックされたかを把握できます。これは検索広告の改善で最初に見るべきデータの一つです。
登録キーワードとの違い
登録キーワードは自分が設定した語句、検索語句は実際に入力された語句です。フレーズ一致やインテントマッチでは、両者が一致しないことが多くなります。この差分を確認することが、レポートを見る目的です。
なぜ定期的に見るのか
自動入札やインテントマッチの普及で、意図しない語句にも配信が広がりやすくなりました。放置すると無関係な語句へのクリックが増える場合があります。逆に、成果につながる新しい語句が見つかることもあります。
レポートの開き方と見るべき指標
まずはレポートの開き方と、優先して見る指標を押さえます。表示回数やクリックだけでなく、コンバージョンとの結びつきを軸に読むことが重要です。
管理画面での開き方
Google広告での操作パスは次のとおりです。
- Google広告管理画面 → 左メニュー「キャンペーン」
- 「分析情報とレポート」→「検索語句」を選択
- 期間を過去30日など任意に設定
- 列を編集し、コンバージョン・費用・CVRを表示
LINEヤフー広告(検索広告)での確認手順は次のとおりです。
- 検索広告の管理画面 → 対象アカウントを選択
- 「キーワード」→「検索クエリー」タブを開く
- 期間を指定し、表示回数・クリック・コンバージョンを確認
優先して見る指標
検索語句レポートで最初に見るのは、費用・クリック・コンバージョンの3つです。次にCVR・CPA・クリック率を確認します。表示回数だけが多くクリックが少ない語句は、除外より訴求の見直しで対応できる場合があります。
除外キーワード追加の判断基準
除外は成果を守るための基本操作です。ただし機械的に除外しすぎると、機械学習の判断材料が減る場合があります。基準を決めてから追加することが大切です。
除外すべき語句の見極め
明確に無関係な語句は、母数が少なくても除外できます。求人・無料・意味・使い方といった、意図がずれた語句が典型です。一方、関連はあるがCVが出ていない語句は、母数を確認してから判断します。
除外キーワードの追加手順
Google広告での追加手順は次のとおりです。
- 検索語句レポートで対象語句のチェックボックスを選択
- 上部の「除外キーワードとして追加」をクリック
- 追加先を「広告グループ」か「キャンペーン」から選択
- マッチタイプ(完全一致・フレーズ一致)を指定して保存
除外リストを使うと、複数キャンペーンへまとめて反映できます。共通の不要語句は、共有ライブラリの除外リストで管理すると運用が安定します。
新規キーワード抽出の判断基準
レポートは除外だけでなく、新規キーワードの発見にも使います。成果が出ている語句を登録キーワードに昇格させると、制御性を高められます。
追加候補の見つけ方
CVが出ていて、まだ登録していない検索語句が第一候補です。クリック率やCVRが平均より高い語句も、訴求と相性が良い可能性があります。これらを完全一致やフレーズ一致で登録すると、入札や広告文を語句単位で調整しやすくなります。
追加時の注意点
自動入札のキャンペーンでは、語句を細かく分けすぎると学習が分散する場合があります。制御したい重要語句に絞って昇格させるほうが扱いやすくなります。既存の登録キーワードとの重複にも注意します。
表示されない検索語句(プライバシー閾値)の扱い
検索語句レポートには、すべての語句が表示されるわけではありません。一定数に満たない語句は、プライバシー保護のため非表示になります。この仕様を前提に読むことが必要です。
なぜ表示されない語句があるのか
Googleは、十分な数のユーザーが検索していない語句をレポートに含めない方針です。個人が特定されるリスクを避けるためとされています。そのため、費用や表示回数の合計と、表示語句の合計が一致しないことがあります。
非表示分への向き合い方
非表示の語句は個別除外ができません。そのため、広告グループの構造やマッチタイプの設計で制御する発想が重要になります。無関係な語句が多いと感じたら、登録キーワードのマッチタイプを狭める選択肢もあります。
定例チェックの頻度と手順
検索語句の確認は、単発ではなく定例に組み込むと効果が安定します。頻度と手順を決めておくと、判断のばらつきを減らせます。
チェック頻度の目安
マッチタイプが広い構成ほど、確認頻度を上げます。以下は一つの目安です。数値は運用の状況に応じて調整してください。
| 構成の特徴 | 確認頻度の目安 | 主に見るポイント |
|---|---|---|
| インテントマッチ+自動入札中心 | 週1回 | 無関係語句の除外、費用の偏り |
| フレーズ一致中心 | 隔週 | CV有り語句の昇格、CVR |
| 完全一致中心 | 月1回 | 新規語句の傾向、訴求のヒント |
| 新規立ち上げ直後 | 週2回 | 想定外の語句、初期の除外 |
定例チェックの手順
毎回同じ順番で見ると、判断が速くなります。以下のチェックリストを回すと漏れを防げます。
まとめ
検索語句レポートは、除外と新規追加の両面で成果改善のヒントを与えます。指標の優先順位と判断基準を決めておくことが、安定した運用につながります。
- 検索語句レポートは、実際の入力語句と登録キーワードの差分を確認する画面です
- 費用・クリック・コンバージョンを軸に、4象限で語句を分類すると判断しやすくなります
- 除外は母数を確認してから、マッチタイプの範囲を限定して追加します
- 新規追加はCVが継続する語句に絞り、自動入札の学習分散を避けます
- プライバシー閾値で非表示になる語句があるため、全体指標と併せて読みます
- 頻度と手順を定例化すると、判断のばらつきを減らせます
まず試すべき1アクション:検索語句レポートを費用順に並べ替え、CVが0件で費用が目標CPAを超える語句を1つ選び、範囲を限定した除外を1件追加してみてください。小さく始めて記録を残すことが、改善の第一歩になります。
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ryottaman
広告代理店で17年、現在は事業会社でインハウスマーケティングを担当しています。
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